2010年11月8日月曜日

堆肥の元

小羽根種苗園はタマネギ苗の出荷が、卸し・小売り共にボチボチ頑張っている。

・・・しかし、地面から生えているタマネギ苗を引き抜く作業は、一日中地面にへばり付いての作業だけに、背中の張りと腰痛に悩まされる・・・

タマネギ苗の出荷と共に、この季節の重要な作業として、稲ワラの確保がある。

苗作りの基本として、一番目に美味しい野菜が出来る品種を使うこと、二番目に良い苗が出来る床土を使用すること・・・だと考えているので、品種選びと苗作りのための土作りにはかなり手間暇を掛けているつもりである。

野菜の品種・・・といえば、日本国内だけでも数百社ある種苗会社の中から、作物毎に『美味しい野菜が出来る品種』を選び出すということは並大抵ではないが、個人的に『常に美味しいモノを食べたいと思っている!』という性格が、品種を選ぶことを楽しみの一つにさせている♪

世間に出回っているポピュラーな品種より、『隠れた名品(品種)』を探し当てた時の快感は『たまりませんなぁ~!!!』

常に、『アタリはあっても、ハズレのない苗』を目指しているので、野菜の美味しさに拘って栽培していただけるお客さんに、納得していただけるような苗作りをしたい!

二番目の床土に関しては、我が家は稲ワラ堆肥を主成分として土作りをしているので、稲ワラを確保するという作業は、非常に大切な作業となる!

一昔前に比べると、屋根瓦や家の壁に稲ワラを混ぜ込んだドロコンを使用することが少なくなってきて、また搾乳農家でも生ワラを与えることが無くなって、引き合いは少なくなってきてはいるものの、ほとんどの稲作農家がコンバインで稲刈りをして、稲ワラを鋤き込んでしまうので、乾燥させた稲ワラを確保するのは大変なことになっており、ご近所様にお願いするだけでなく、御所市の親戚にまで足を伸ばして運び帰ることになる。

一昨日と昨日は、タマネギ苗関連の仕事を家族やバイトさんにお願いして、稲ワラを運びに行ってきた。



今年の稲ワラ確保もようやく終了ということで、来年一年かかって切り返しを繰り返して腐熟させ、再来年の苗作りのために貯め込んだ稲ワラを使用することになる。

ホンマに世話のかかる作業だ・・・

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