春に定植したキュウリ苗は今が最盛期で連日の収穫になっているはずだが、真夏にはキュウリの樹が夏バテてしてしまい、長期間の収穫となると無理があるので、秋に収穫するキュウリの苗を植え替える必要がある
キュウリは根となるナンキンを接いだ接ぎ木苗を植えることによって(ナンキンの根はキュウリの根より遙かに強い)、自根苗(実生苗)と言われるキュウリそのものを定植したのと比べ、収穫期間で最低3倍、収穫総量だと10倍近いキュウリを収穫することが出来るので、ほとんどが接ぎ木苗の販売となる。
単に接ぎ木と言っても、凄まじく細かい作業で、穂木にするキュウリの軸(約1mm)を、カミソリで2.5~3mmの幅のくさび形に削る作業から始まる
穂木キュウリ
この穂木を、キュウリ苗の根となるナンキンの台木の芽を削ぎ取った軸に差し込むのだが、ナンキンの台木の太さがものの4mm程度しかなく、その中で差し込み可能部分が0.5mmにも満たなくて、そこにヘラで数ミリの深さの穴を開けて差し込むという、作業自体をただ単に聞くだけでは『ホンマにそんな細かいの!?』と言われそうな作業が続く・・・
台木ナンキン
バイトさんに説明するにしても、「あとコンマ3ミリ横に・・・」云々の話をするのだが、“コンマ3ミリ”自体いいかげんなものである・・・
よくもまぁ、こんな細かい『農作業』があったものだ・・・
『農作業』・・・と言うより、『精密工作』と言った方が合ってる!?
接木作業お疲れ様です。
返信削除工作に情熱を燃やす中学生くらいなら大喜びでやってくれそうな細かい作業ですね。
十分もしたら目がショボショボになりそうです。
工作好きならともかく、一日中凄まじく細かい作業を続けるとなると、気分も滅入ります。
返信削除明日の土曜日も一日中接ぎ木作業をしないといけないのです・・・
我が家族のみでの作業となると大変なので、いつもバイトをお願いしている、女子短大上がりの保育士さんにも、お手伝いをお願いしてあり、お昼過ぎに来ていただく予定です